「ハイチ共和国」の着物が出来上がりました。
「ハイチ共和国」
着物 東京友禅 桑原牧子(まきこ)
ハイチの着物は、カラフルな色彩の街並みと、
日本とハイチを繋ぐバナナペーパープロジェクトから連想したバナナの葉を、
片身代わりに大きく取り分けてデザインした。
街並みを走るバス「タブタブ」、「ハイチコーヒー」、
世界遺産の「シタデルラフェリエール」、木彫りやドラム缶アートなど、
街の中の喧騒と、木々の中にある静寂の対比を
「陰と陽」という感性で表現している。
ハイチアートに多く見られるグリーンの色彩を
一枚の絵に溢れるように取り入れ、
「団結は力なり」という国旗に記された言葉を
バスの中に描く作者の遊び心を
作品に潜ませている。
人々の拠り所とされるブードゥー教の儀式に使用する「ヴェヴェ」の図形を
象徴的に変化させながら森の精霊のように描き、
「マラカス」「コンガ」などの楽器も文化のシンボルとして描いた。
帯は現在製作中です。