大きく横段に取り方をして、国花の「ハトラン」、国鳥の「オウギワシ」、「モラ刺繍」、「7つの先住民の伝統文様」、そして雄大な「パナマ運河」で構成されています。よく見るとたくさんのハチドリが可愛らしく飛んでいます。パナマ運河を大型の豪華客船が航行する様子には、パナマの輝かしい未来への作者の想いが込められています。パナマの語源はクエバ人の言葉で「魚が豊富」を意味する言葉からきているとされています。
民族衣装ポジェーロの文様からイメージし、パナマ国旗をデザインに取り入れました。西陣の綴れ本袋織というとても貴重な技術を用い、熟練の職人が丁寧に手織りで織り上げました。糸と箔のバランスが絶妙で、輝きと格調の調和を楽しむことができる作品です。