沖縄県の琉球紅型の古典文様にコスタリカの文化が映し込まれました。ケツァールの長い尾を鳳凰にように、琉球伝統の花丸をコスタリカの花や国章で置き換えました。制作の過程は、型紙を彫刻して顔料を用い、細かい隈取りでボカシを入れて丹念に染め上げます。沖縄とコスタリカに共通する青い意味と空を意味する「スカイブルー」の地色がとても美しい作品です。
カレータ文様にケツァールの尾を組み合わせてデザインされました。琉球の花織をベースにして、草木染料を用い、赤色には古来より染色に用いるコチニールを使用しています。琉球紅型では初めて金色銀色を用い、いっそうの豪華さを醸し出しています。