アジアのボルネオ島にある、天然資源に恵まれた由緒ある王国の着物には、壮麗な王宮やモスク、湖に浮かぶ船が優雅に描かれ、胸には国旗をイメージして、彩の中に国章が描かれています。両国の友好の証として作者がデザインした、サクラの花とブルネイの花の文様も作品に柔らかい印象をくわえています。
三十経の機の特徴を生かし、経糸にグラデーションを入れることで、気品のなかにも動きのあるデザインです。裏地には国名に込められた意味を英語と日本語で入れています。