No.165
State of Israel

イスラエル国

KIMONO制作者

秋山 章 Akira Akiyama

婚礼衣装で日本を代表する作者が意欲的に制作に取り組んだ豪華絢爛な作品。イスラエルの海や空をイメージした色鮮やかなブルーの地色に、国鳥のヤツガシラやアネモネの花など、イスラエル人が愛する自然をところ狭しと描き込んでいる。贅沢にもふんだんに用いられた螺鈿によって豪華さの中に気品が漂い、本金箔が作者独自の技法によって立体感のある表現が施されている。またヘブライ語の「こんにちは」は「平和」という意味の言葉であり、そのヘブライ語をそのまま書き記すことで強いメッセージも込められている。

OBI制作者

紫紘 Shiko Co., Ltd.

イスラエルの象徴的な文様である「ダビデの星」を、日本の籠目文様の中に取り込むことで直接的な表現を避け、さりげなくデザインする工夫を凝らしました。オリーブは切手のデザインから取材して全体の地紋のように構成しています。イスラエルの国章のメノラー(蝋燭台)、2008年に作られたエルサレムの橋でダビデの竪琴をモチーフにしたとされる弦橋(コードブリッジ)、ダイヤモンドを原色(ここでは銀糸)、エルサレムストーンと言われる黄色(金色)、イスラエルの代表的な色の青の3色織り出して、全体に配しました。

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